こんにちは!東工大ScienceTechno1年のかりんです。
12月23日(土) に東芝未来科学館にて、「カメラオブスキュラ」の工作教室を行いました。
「カメラオブスキュラ」は、カメラの原型となったもので、レンズの仕組みやそれによる倒立像について学ぶことができる工作です。
はじめに、ピンホールカメラを覗いて、スクリーンに覗いた景色が映る仕組みと、映った像が逆さまになる理由について学びました。
![ピンホールカメラを覗く子ども](https://www.t-scitech.net/wp-content/uploads/2024/01/PXL_20231223_1-1-1024x833.jpg)
しかし、ピンホールカメラは小さな穴からわずかな光しか取り込めないので、スクリーンに映る像も暗くなってしまいます。
![レンズから見えた像](https://www.t-scitech.net/wp-content/uploads/2024/01/2023.12.23_2.jpg)
そこで工作では、多くの光を取り込みつつ、光を一点に集めることができるレンズを使います。実際にレンズに光を通してみて、平行な光がレンズによって曲げられ、一点に集まる様子を観察しました。
![レンズで光を集める様子](https://www.t-scitech.net/wp-content/uploads/2024/01/20231223_3-1024x259.png)
レンズの仕組みが分かったところで、いよいよ「カメラオブスキュラ」の工作を開始しました。
難しい工程もある工作ですが、子どもたちはうまく作ることができていました。
![テープを使って工作を完成させる子ども](https://www.t-scitech.net/wp-content/uploads/2024/01/PXL_20231223_4-1024x768.jpg)
完成した「カメラオブスキュラ」を覗くと、スクリーンにはっきりと景色が映りました。単純な仕組みですが、子どもたちは実際によく見えたことに興奮している様子でした。
![完成したカメラオブスキュラで周囲を観察する子ども](https://www.t-scitech.net/wp-content/uploads/2024/01/PXL_20231223_5-1024x768.jpg)
![はっきりと見えるサイの像](https://www.t-scitech.net/wp-content/uploads/2024/01/20231223_6-1024x806.png)
最後に、「カメラオブスキュラ」と同じ仕組みで私たちの目は景色を見ていることや、レンズが光を曲げることと同じ現象によって起きる、蜃気楼の紹介を行いました。春から夏にかけて、よく晴れた日には、ぜひ海岸から沖合を見てみてください。
イベントに参加していただいた皆様、ありがとうございました!
東工大ScienseTechnoは、今後も多くのイベントの実施を予定しています。
皆様のご参加をお待ちしています!