こんにちは!ScienceTechnoのおりおりです!
9月6日にカムカム新蒲田にて「ちからクラゲ」の工作教室を開催しました。「ちからクラゲ」は、物を回すときに働く「回すちから」の大きさの違いを利用して、糸を下に引くとクラゲが上に動くおもちゃです。
初めに、大きなコーンを使って「ちからくらべ」をしました。コーンの太い方と細い方、持つ場所を変えて回し合いをすると、不思議なことにほとんどの子が太い方を持った時に勝ちました。太い方を持った方が「回すちから」が大きくなるとわかりました。
次に、「ぐるぐるディスク」という実験道具を使って、「回すちから」の性質をさらに詳しく調べました。中心から違う距離にあるハンドルを回しておもりを持ち上げると、中心から遠いハンドルの方が小さい力で回せることを体験しました。
さらに、ディスクの左右に同じおもりをぶら下げる実験も行いました。おもりを中心から同じ距離に吊るすとディスクは動きませんでしたが、片方のおもりをより中心から遠い位置に吊るすと、ディスクはそのおもりの方に回転しました。 これで、「回すちから」がつり合っている状態と一方の力が大きくなって物が動く様子を、目で見て理解することができました。
以上の実験により中心から遠いと回す力が大きいとわかりました。実験で原理をしっかり学んだあと、いよいよ「ちからクラゲ」の工作です!
まず、工作用紙を組み立てて四角い枠を作りました。次に、ストローとダンボールで、太さが違う部分がある特別な軸を作ります。この軸を枠に取り付け、糸を巻き付けました。
最後に、かわいいクラゲの型紙を切り取って貼り付けたら「ちからクラゲ」の完成です!
完成したちからクラゲは、上の糸を持ちながら下の糸を優しく引っぱると、クラゲがスルスルと上にのぼっていきます。この動きは、工作で作った軸の太い部分と細い部分の「回すちから」の違いを利用しています。子どもたちは自分で作ったおもちゃの不思議な動きに夢中になって遊んでいました。
イベントに参加してくださった皆様、ありがとうございました!
ScienceTechnoは、今後も様々なイベントを実施する予定です。 皆様のご参加をお待ちしています!