2022/08/22 虹色スコープ@清水窪小学校

子どもたちが挙手をして発表しようとしている様子

こんにちは!東工大ScienceTechno1年の大島です。

8月22日(月)に清水窪小学校にて、「虹色スコープ」の工作教室を開催しました。午前の部では小学校1年生を、午後の部では小学校2年生を対象に実施しました。

「虹色スコープ」は、白い光を虹色に分ける分光板を使って、虹色が見える万華鏡を作る工作です。今回の教室では、光の三原色や虹のしくみを学んだあと、「虹色スコープ」の工作を行いました。

まずは、光の三原色である、赤・青・緑のライトを使った実験を行いました。子供達とスタッフが一緒になって、三原色の光同士が重なったところの色を確認しました。赤と青の光が重なるとピンク、赤と緑の光が重なると黄色、青と緑の光が重なると水色になることを学びました。

子どもたちとスタッフが、原色の光を足し合わせて新しい色を作っている様子

次に、分光板で天井の光を覗くことで、天井の光がどのように見えるかを観察しました。分光板は、白色光を虹色の光に分ける働きを持つ素材です。この実験から、天井の光が分光板によって虹色に分かれることがわかりました。この直後に、DVDの記録面も観察しました。DVDの記録面は、表面の微細な構造によって、表面に当たった光を色ごとに分ける働きがあります。これらの観察を通して、分光板とDVDの記録面の両方とも、光を分ける働きを持つことが分かりました。

子どもたちが分光板をのぞき込んでいる様子

そのあと、虹の仕組みを学びました。虹は、雨上がりの空気中に舞っている水滴によって、太陽光が分光して見えています。ここから、水滴も分光板と同じように、分光の働きを持つことを学びました。

講師が虹の成り立ちを説明している様子

最後に、実際に「虹色スコープ」の工作を行いました。子供たちが積極的に質問しながら作ろうとする姿がたくさん見られました。難しい工程もある工作でしたが、子どもたち全員が工作を完成させることができました。

虹色スコープを作る子どもたちと、それを見守るスタッフ

参加してくださった皆様、ありがとうございました!

東工大ScienceTechnoでは今後も社会情勢や大学からの活動制限を鑑みながら可能な範囲でのイベント実施を予定しています。

皆様の参加をお待ちしています!