2023/3/30 虹色スコープ・はたおり機@東和地域学習センター

光について説明するスタッフとそれを聞く子どもたち

こんにちは!東工大ScienceTechno2年のゆきとです。

3月30日(木)に東和地域学習センターにて、「虹色スコープ」と「はたおり機」の工作教室を開催しました。午前に「虹色スコープ」を作り、午後に「はたおり機」を作りました。

「虹色スコープ」は、分光シートを使ってきれいな虹を生み出す工作です。
実際に工作をする前に、光の性質について学びました。赤、青、緑色のライトで光を重ねると様々な色に変化し、三色全て重ねると白い光になりました。これは、白い光は他の沢山の色の光が混ざって出来ている、という性質があるからです。

ライトを使った実験

また、分光シートで蛍光灯を覗いてみると、虹色の光が見えました。このことから、分光シートには白い光を様々な色の光に分ける性質があることを学びました。

分光シートを覗いている子どもたち

今回は、この「分光シートは光を分ける」性質を利用して、「虹色スコープ」を作りました。皆さん、分光シートと模様が描かれたシートを使って虹色の模様を楽しんでくれました。

完成した「虹色スコープ」で遊ぶ子どもたち


午後には、「はたおり機」を作りました。「はたおり機」は、縦糸と横糸を交互に組み合わせて布を織る工作です。
まず、布をバラバラにほどいて、一枚の布は沢山の糸が縦と横に組み合わさって出来ていることを学びました。

布をバラバラにして観察する子ども

次に、糸について考えてみました。綿をより合わせて糸状にしてみると、縦と横で引っ張りに強い方向と弱い方向があることが分かりました。このことから、糸が縦と横に組み合わさっている布は、縦方向の力にも横方向の力にも強いことが分かりました。

糸をより合わせる様子
スタッフの質問に手を挙げて答える子どもたち

布について分かったところで、実際に工作を始めました。型紙と仕切り版、そして竹串を使って、ヘルドとシャトル縦、そして布を織るための箱を作りました。

はたおり機の工作の様子

完成したはたおり機を使って布を織ってみました。皆さん、縦糸に横糸を上手く通してきれいな布を織っていました。布を織ることができて嬉しそうにしている姿がとても印象的でした。

「はたおり機」で布を織る様子

参加していただいた皆様、ありがとうございました!

東工大ScienceTechnoでは、今後も社会情勢や大学からの活動制限等を鑑みつつ、可能な範囲でのイベントの実施を予定しています。

皆様のご参加をお待ちしております!