2023/3/26 コップギター@せせらぎ館

スタッフの質問に手を挙げる子どもたち

こんにちは!東工大ScienceTechno 1年の有近です。

3月26日(日)にせせらぎ館にて、「コップギター」の工作教室を開催しました。「コップギター」は、弦がテグス、本体がコップと割り箸でできているギターの工作です。

工作教室の前半では、「音」について学びました。

まず、「音の正体」について知るために、おもりに打ち付けて音を鳴らした音叉を水に入れる、という実験を行いました。水面が揺れた事から、音の正体は「ものを伝わる波」であることがわかりました。

音叉を水に入れるスタッフとそれを見る子どもたち

次に、「音の三要素」について学びました。音の三要素は、「音の大きさ」「音の高さ」「音の音色」から成り立っています。これらの違いはどのようにして生じるのかについて、それぞれ音波の形を比べながら考えました。

また、同じものから異なる音色を出すことができるか考えるために、音叉の鳴らし方を変えた時の音の違いについて調べました。糸で吊るした状態で音叉を鳴らすときれいな音が響き、驚いている子どもたちの姿が印象的でした。

糸で吊るした音叉で音を鳴らす子ども

最後に、今回の工作である「ギター」は、弦をはじいて振動させることで音を鳴らす楽器であることを学びました。

これらの内容を踏まえて、工作教室の後半では、実際に「コップギター」の工作を行いました。

工作手順には、短く切った爪楊枝にテグスを結びつける、コップに開いた小さな穴にテグスを通すなどの難しい作業がありましたが、皆さん集中して工作をしてくれました。

爪楊枝にテグスを結びつける子ども

完成した「コップギター」をマスキングテープで飾り付けした後は、実際に「コップギター」を鳴らして、音の高さを変える方法について考えました。実験を通して、弦が細くて短いほどよく振動して音が高くなる、ということを実感してもらいました。

コップギターで音を鳴らす子ども

イベントに参加していただいた皆様、ありがとうございました!

東工大ScienceTechnoでは、今後も社会情勢や大学からの活動制限等を鑑みつつ、可能な範囲でのイベントの実施を予定しています。

皆様のご参加をお待ちしております!