2023/3/19 コップフォン@洗足区民センター

スタッフの質問に元気に答える子どもたち

こんにちは!東工大ScienceTechno 1年のやまなかです。

3月19日(日)に洗足区民センターにて、「コップフォン」の工作教室を開催しました。

「コップフォン」は、簡易的なスピーカーを作ることを通して、音や電磁石の性質を学べる工作です。今回の工作教室の前半では、スピーカーの原理を紹介しました。

最初に、鳴らした音叉を水に入れると、水面が揺れるという実験を行いました。水面が揺れるところを観察して、音の正体は「振動」であることを学びました。

また、磁石の性質について実験しました。磁石にはN極とS極があり、同じ極同士を近づけると退けあい、違う極同士は引き付けあうことを学びました。

磁石の性質を学ぶ子ども

次に、コイルのついた回路に電流を流すと、コイルに近づけた方位磁針の針が、特定の方向に振れる様子が観察できました。この結果から、コイルに電流を流すと、磁石になることが分かりました。電流の向きを逆にすると、磁石の向きも逆になることも確認しました。このようにして作られる磁石を「電磁石」と呼びます。

コイルに電流を流すと、方位磁針の針がどうなるのか、確認する子どもたち

最後に、スピーカーが、電磁石の性質を利用して音を発生させる仕組みを学びました。スピーカーには、磁石とコイルが入っていて、コイルに流す電流の向きを素早く入れ替えると、磁石とコイルが引き合ったり退け合ったりして、振動が生まれます。この振動によって音が発生します。

スピーカーの原理が分かったところで、お待ちかねの工作に取り掛かりました。「コップフォン」には、エナメル線を巻いてコイルを作ったり、端をやすりで削ったりする工程があり、苦戦する子もいましたが、全員が完成させることができました。

「コップフォン」を作る子ども

工作が完成したら、作った「コップフォン」を音源につないで音を聞きました。子どもたちは自分で作ったコップフォンで音を聞くことができて、嬉しそうにしていました!

完成した「コップフォン」

参加していただいた皆様、ありがとうございました! 

東工大ScienceTechnoでは、今後も社会情勢や大学からの活動制限等を鑑みつつ、可能な範囲でのイベントの実施を予定しています。

皆様のご参加をお待ちしております!