かがくこばなし「夕やけのはなし」

みんな、夕やけは知っているかな?

夕方に見られる、空が赤く染まる現象だよ。

じゃあ、どうして夕やけは見えるんだろう?

じつは光には、空気中のチリによって散らばる性質があるんだ。そして、太陽の光のうち、赤い光は、チリに散らばりづらい性質を持っているんだ。

夕方には、太陽の光が横から差しこんでいるから、光は空気中を長いみちのり進む。

だから、空気中を進むうちに、光はどんどんチリによって、散らばって消えてしまう。しかし、散らばりづらい赤い光だけがのこって、空は赤くなるんだ!これを「レイリー散乱」というよ。

夕方に太陽の光が空気中を長い距離通過して、赤い光だけが残る図

この現象を確かめられるカンタンな実験があるよ!

まずは、水の入ったペットボトルの中に、床用ワックスを少し白くなるまで入れる。

そして、周りを暗くしてから、懐中電灯で下から照らしてみよう!

きっとペットボトルの水のうち、上の方が赤く見えるはず!!

床用ワックスがおうちにないときは、牛乳や白い絵の具を使ってもできるよ。

家でも簡単にできるから、実際にやってみよう!

夕方に太陽の光が空気中を長い距離通過する図