かがくこばなし「逆シャボン玉を作ってみよう!」

逆シャボン玉をつくってみよう!(かがくこばなし)

いつも作るシャボン玉は、空気中で作るよね。今日は、液体の中でシャボン玉を作ってみよう!

逆シャボン玉を作ってみよう!

まずは、コップに水100mL、食器用洗剤5滴を入れてかき混ぜよう。これで準備は完成だよ。

①ストローの先を2~3cm、水に入れる。
②ストローの穴を指でふさぐ。
③穴をふさいだまま、ストローを上げる。
④ストローをななめに傾けて、水面から2cmくらいの高さで指をはなす。
⑤水の中に丸いシャボン玉ができたかな?

少し難しいから、出来なくてもあきらめずに、何回かやってみよう! 逆シャボン玉ができたら、より大きいシャボン玉を作ってみよう!

どうしてできるの?

この水には、洗ざいが入っているんだ。

洗ざいの成分は、下の図のような形をしているよ。親水基は水と仲良しで、親油基は油と仲良しなんだよ。このような形の成分の洗ざいを水に入れると、水面では下の図のように、親油基を外側にして並ぶよ。

洗剤の成分の模式図として、親水基と親油基がくっついた形。その横に洗剤が入った水のなかでの、洗剤の並び方。親水基を水側、親油基を空気側にするように一列に並んでいる。

ここに、水滴をストローでたらすと、空気の膜ができるよ。それが水滴のまま、水の中に入っていくんだ。つまり、普通のシャボン玉と違って、このシャボン玉の膜は空気、中身は水なんだね。
これは、家にあるもので簡単に実験できるから、みんなもやってみてね!

水滴の外側に洗剤の成分が並んでいる。空気側は親油基なので、水と仲良くないので、空気の層ができながら、液体の中に入っていく。という図。最後に、逆シャボン玉の中身が水、膜が空気というのが書いてある。

お願い

12/12(月)~18(日)で、東工大の公認サークル対象のチャリティーイベント「Tokyo Tech Giving Campaign 2022」が開催されます。
皆様の応援の数などに応じて、各サークルに寄付が行われる仕組みとなっています。
これからも、様々なイベントを通じて、子どもたちに科学の楽しさを伝えていきますので、ぜひ応援してください!

以下のサイトから、東工大ScienceTechnoへの応援をお願いします。
1分で応援が可能となっておりますので、ぜひご協力ください!

https://titech.giving-campaign.jp/form