こんにちは!ScienceTechnoのゆうごです。
9月27日と28日に東京科学大学にて「クリップクレーン」と「からくりメリーゴーランド」の工作教室を開催しました。「クリップクレーン」とは動滑車の性質や仕事の原理を学びながらクレーンを作る工作です。工作教室では、まずてこを使って、支点、力点、作用点の位置が変わるとどのような変化があるか実験しました。子ども達は自分で支点を動かして、支点の場所によってどのような違いがあるのかを理解することができました。支点と力点が近いと重くなるが、高く上がるということが分かりました。

次に、滑車を使って実験しました。定滑車と動滑車を使った装置を用意し、動滑車が1つと4つの時ではどのような差が出るのかを試しました。動滑車が4つの時の方が軽く感じるが、上がる高さは短くなるということが分かりました。

いよいよ工作に入ります。まず型紙と割り箸と輪ゴムを用いて、クレーンの土台を作りました。

そして作ることのできた土台にクリップをつけて、クレーンのひもを通す部分を作りました。

最後に、2種類のテグスをクリップに通してクリップクレーンは完成です!

黒いテグスを引っ張った時と赤いテグスを引っ張った時で、持ち上がり方が異なるため、子ども達ははさみをつるしたり、水筒をつるしたりして、その違いを楽しんでいました!つぎに「からくりメリーゴーランド」です。「からくりメリーゴーランド」は、からくりを利用して、竹ひごを回すだけで複雑な動きをするメリーゴーランドを作る工作です。まず、スライダクランク機構を用いた道具を使って、「ある動き」を「別の動き」に変えるというからくりを実際に体験しました。

次に、横向きに回る動きを縦向きに回る動きに変えるには歯車をどのように組み合わせればいいか、色々試してみました。子ども達は色々試しながら正解にたどり着くことができました。

その後に、縦向きに回る動きを上下の動きにするには、箱、竹串、ストローをどのように使えばよいかを試してみました。先ほどよりも難しい問題でしたが、ヒントを使いながらも、無事正解にたどり着くことができました。

からくりを理解したところで、工作に入りました。まず、リップルボード、竹串、輪ゴムを用いて、からくりメリーゴーランドの回す部分を作りました。

その次に、型紙、竹ひごを用いて、先ほど作った回す部分と組み合わせ、メリーゴーランドの台を作りました。

最後に、木の棒と紙で作ったサイを刺し、屋根をつけてからくりメリーゴーランドは完成です。子ども達はメリーゴーランドを回して楽しそうでした。

イベントに参加してくださった皆様、ありがとうございました!ScienceTechnoでは、今後も様々なイベントの実施を予定しています。皆様のご参加をお待ちしています!
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