2023/02/25 パタパタぞうさん@中目黒小学校

教室の前で実際に物を使って説明するスタッフと熱心に聞いている子どもたち

こんにちは!東工大ScienceTechno 3年のうたです。

2月25日(土)に中目黒小学校にて、「パタパタぞうさん」の工作教室を開催しました。「パタパタぞうさん」は、ふりこの性質を学べる工作です。

サイテクの工作教室は、前半の実験などの説明パート、後半の実際に作成する工作パートに分かれています。

今回の工作教室の前半パートでは、ふりこの紹介をしました。
ふりこ時計やブランコなど、身近なものを例にあげながら、ふりこのイメージを持ってもらいました。

その後、おもりが行って帰ってくるまでの「ふりこの周期」に関する実験を行っていきました。ここで、ふりこの周期はおもりの数の影響は受けず、「おもりまでの糸の長さ」が影響することがわかりました!

おもりの数を変えてふりこの周期を調べる実験をする子どもと見守るスタッフ

次に、1つのふりこに、上側と下側の違う位置におもりを2つ付けたものと、おもりを上側だけに1つ付けたもので、周期を比較しました。

このとき、おもりが2つ付いたものの「おもりまでの長さ」は、下側までの距離や上側までの距離などのように、「おもりまでの長さ」のとらえ方が何通りも出てきて、どちらのふりこの方が周期が短いのか、予想がつきません。

そこで実験をしてみると、おもりを上側だけにつけたものの方が周期が短いことがわかりました! この実験の解説では、ふりこの周期は「ふりこの長さ」が関係していて、ふりこの長さは「おもりの重心までの長さ」であることも紹介しました。

別の位置に2つのおもりをつけたふりこで実験する子どもと見守るスタッフ

次に、「ふりこの長さ」の説明に出てきた「重心」について学びました。重心はおもりの真ん中で、ものを1点で支えられる場所です。正方形などの形では、対角線の交点ぴったりの場所でうまく支えることができます。

教室では、実際に木の板を利用して、1点でバランスが取れていることを確認できました!

前で板を使って、重心の1点で支えるスタッフと、それを見ている子どもたち

このように実験などを通じて、ふりこや重心について学んだ後は、お待ちかねの工作パートです!

普段使う紙より硬い工作用紙なのに加え、型紙がA4サイズなので切る範囲が広く、少し疲れてしまう子どももいました。それでも、最後には自分の手で工作を完成させることができました!

工作用紙を頑張って切る子ども

ぞうの顔はお絵かきをしたので、一人ひとり違ったぞうさんが完成しました! 果物を口に持っていくと、耳をたくさんフリフリしてくれます。自分のぞうさんを使って、果物を動かしながら遊んでいる子どもたちが印象的でした。

顔を書いてオリジナルになったパタパタぞうさん

参加していただいた皆様、ありがとうございました!

東工大ScienceTechnoでは、今後も社会情勢や大学からの活動制限等を鑑みつつ、可能な範囲でのイベントの実施を予定しています。

皆様のご参加をお待ちしております!