2023/1/7 カメラオブスキュラ@洗足区民センター

質問に手を挙げる子どもたち

こんにちは!東工大ScienceTechno 1年のちとせです。

1月7日(土)に洗足区民センターにて、「カメラオブスキュラ」の工作教室を開催しました。

「カメラオブスキュラ」は、凸レンズ とトレーシングペーパーのスクリーンを用いて、小さな箱の中に上下左右反転したきれいな像を映し出す工作です。

今回の工作教室では、まず初めに、カメラの原点である「ピンホールカメラ」について学んでもらいました。「ピンホールカメラ」は、暗室の中に一点だけ穴をあけ、そこから漏れる光をスクリーンに投影する装置です。

実際に、子どもたちにこの「ピンホールカメラ」を覗いてもらいました。すると、中のスクリーンには、うっすらと逆さに像が投影されていることが分かりました。

しかし、これでは暗すぎて、カメラとして機能させるには難しそうです。

ピンホールカメラを覗く子どもたち

次に、この問題を解決すべく、レンズを使って像を明るくする方法を考えてもらいました。

そこで、凸レンズや凹レンズに光を当てたときの様子を、子どもたちと一緒に実験しました。すると、凸レンズを通った光は内側に集まってくることが分かりました。

これを使えば、暗かった像でも光を集めて明るくすることができそうです。

スタッフと一緒にレンズと光の実験をする子どもたち

カメラの仕組みが分かったところで、いよいよ工作開始です。

はさみで曲線に沿って厚紙を切るというような、少し難しい作業もありましたが、皆さん丁寧に作ってくれました。

完成した「カメラオブスキュラ」を実際に覗いてみると、先ほどの「ピンホールカメラ」とは違い、とても明るく像が写りました。

また、教室前のスクリーンや友達の顔を覗いて、楽しく遊ぶ子どもたちの様子も見ることができました。

完成したカメラオブスキュラで遊ぶ子どもたち

イベントにご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

東工大ScienceTechnoでは、今後も社会情勢や大学からの活動制限等を鑑みつつ、可能な範囲でのイベントの実施を予定しております。

皆様のご参加をお待ちしております!