2019/12/14,15,21,22 Scitech Science School2019@東工大大岡山キャンパス

みなさんこんにちは。
東工大ScienceTechno1年の「まさむね」です。
年明け前、2019年12月14,15,21,22日の4日間に渡り、東工大大岡山キャンパス内で「ScitechScience School2019(通称:SSS2019)」というイベントを行いました。このイベントについて報告いたします。


SSS2019は普段のイベントとはガラッと変わり、試行錯誤しながら「科学的思考プロセス」や「科学そのもの」をアクティブに学ぶことを目的としたイベントでした。
また、各々の多様な考えを認め合い、グループごとでの意思決定や参加者全員への発表を通して、コミュニケーションや試行錯誤の力を身に着けることを目指しました。

1日目は全員のニックネームを決めた後、「目指せ!アイデア王!&ほうきの革命!?」を行いました。
SSSでは、子どももスタッフも最初に決めたニックネームで呼びあいます。
「まさむね」というのは初日に子どもたちにつけてもらった私のニックネームです。


「目指せ!アイデア王!」は普段使い慣れない、見慣れない道具をどのように使うか考えてもらいました。
グループワークを通じて、4日間一緒に活動する班員と少しは打ち解けたようです。


「ほうきの革命!?」では、身近な材料を使ってほうきを作ってもらいました。
ゴミをより多く、より早く集めるべく、班の中で協力して頑張ってくれました。

2日目は「おもりアタックコンテスト」を行いました。
衝撃を吸収できる機構を考えて作ってもらいました。
1つの考え方として、衝撃を受けた部分を壊すことで全体への衝撃は弱くなるというものも紹介しました。
この考えは2日目の最後に紹介したのですが、紹介する前にこの発想にたどり着いている班もあり、驚かされました。
また、計測の後にその機構の良かった点、あまり良くなかった点を考察してもらいました。
実験結果をどのように使うか、その分析を通じて班でのコミュニケーションも1日目より活発になりました。

3日目と4日目は「塔建設ゲーム」を行いました。
今回のイベントのみで使用可能な通貨「ライノ」を設定し、一定の予算内でより高く、より強い塔を安く建設することを目指して工作をしてもらいました。
3日目にもなると、班での活動もかなりスムーズに、そして活発になりました。
4日目は子ども達に紙でスライドを作成してもらい、講堂でプレゼンをしてもらいました。
自分の作った塔に対して投資をしてもらうことを目的にしたプレゼンをしてもらい、ほかの班の発表に対して投資をしてもらいました。
最後のプレゼンには保護者様にもいらしていただき、4日間の集大成を披露できました。
どの班も素晴らしいプレゼンをしてくれました。

今年のSSSでは、特に「考察」と「発表」を重要視しました。
2,3日目は試行錯誤をしながら工作をする中でしっかりとした考察を促し、2,4日目には工作についての発表で、伝わりやすい発表を学びました。
伝わりやすい発表というのは、言葉ではわかりやすいですが実践するのはかなり難しいものです。


私も3,4日目に教室の前に立って進行役をしておりましたが、伝わりやすい発表の説明をしながら果たしてこの説明は本当に分かりやすいのだろうか、と。
4日間を通じて子どもたちの成長が実感できましたが、同時に私自身も多少なりとも成長できたかなと思います。参加してくださった子どもたちと保護者の皆様、並びに手前味噌ではございますが当イベント開催のために尽力してくれたサイテクスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。


皆様のご協力のおかげで、SSS2019は成功させることができました。これからも東工大ScienceTechnoは様々なイベントを実施いたします。
またいつか、どこかのイベントで皆様とお会いできる日を楽しみにしております。