2022/07/16コンコンキツツキ・望遠鏡@日本野鳥の会

スタッフの説明を受ける子ども

こんにちは!東工大ScienceTechno 2年の渡邉です。

7月16日(土)に日本野鳥の会にて、「コンコンキツツキ」と「望遠鏡」の工作教室を開催しました。

午前の部では「コンコンキツツキ」を作りました。「コンコンキツツキ」はその名の通り”コンコンコンコン”と音を立てる、キツツキの工作です。

はじめに、日本野鳥の会よりキツツキの解説がありました。野鳥に関心のある子どもたちは、解説を熱心に聞いていました。続いて、工作のテーマである磁石の性質を学びました。磁石にはN極とS極があり、異なる極は引き合い、同じ極は退け合います。実際に磁石を使って性質を確かめました。

磁石の性質を学ぶ子ども

そして、いよいよ工作です。「コンコンキツツキ」は、キツツキ本体と台紙に、磁石シートを貼って作ります。磁石シートはN極とS極が交互に並んでいて、2枚のシートを重ねてスライドすると、引き合ったり退け合ったりを繰り返します。それにより、キツツキが何度もくちばしを机に打ち付けるように動きます。

磁石シートを貼りあわせる子ども

今回作った「コンコンキツツキ」はアカゲラデザインの特別バージョンです。かわいいキツツキが作れました。

アカゲラのデザインの工作
完成したコンコンキツツキの工作で遊ぶ子ども

続いて、午後の部では「望遠鏡」を作りました。「望遠鏡」は「凸レンズ」と「凹レンズ」を組み合わせて、遠くのものを大きくはっきり見ることができる工作です。

まずは、アイスブレイクから!
近くのお友達やスタッフと、最近あったいいことや望遠鏡について知っていることをお話ししました。

子どもとお話しするスタッフ

次に、レンズの性質を調べました。1枚のレンズだけでは、遠くのものをよく見ることはできません。そこで、レンズをいろいろと組み合わせて、見え方を比べました。その結果、「凹レンズ」を手前に、「凸レンズ」を奥にすると遠くのものをよく見ることができました。

虫めがねで凸レンズと凹レンズの性質を学ぶ子ども

実は「凸レンズ」は光を集め、「凹レンズ」は光を広げます。実際に実験をすると、その性質がよく体感できました。

光を使って凹レンズの性質を学ぶ子ども

最後に、「凸レンズ」と「凹レンズ」を組み合わせて「望遠鏡」を作りました。「望遠鏡」は接眼レンズが「凹レンズ」、対物レンズが「凸レンズ」になっています。「凸レンズ」が集めた光を「凹レンズ」がまっすぐ目に届けてくれるので、遠くのものを大きくはっきり見ることができます。

望遠鏡を組み立てる子ども

完成した「望遠鏡」で楽しむことができました!

完成した望遠鏡で遊ぶ子ども

参加してくださった皆さま、ありがとうございました!

東工大ScienceTechnoでは、今後も社会情勢や大学からの活動制限などを鑑みつつ、可能な範囲でのイベントの実施を予定しています。皆さまのご参加をお待ちしています!