活動報告 SSS2016(サイテクサイエンススクール2016)

東工大Science Techno3年のルークです。
11/26,11/27,12/3,12/4にてSSS2016(サイテクサイエンススクール2016)という4日間にわたって大きなイベントを実施しました。
この4日間では「観察」「考える」「伝える」「実験」というサイクルの中で「もののかたち、もののうごき」について注目してもらうことを目指しました。


1日目には「ブロックまねまね大会」と「キャンパスめぐり」を実施しました。「ブロックまねまね大会」では見本の組み立てられたブロックを見て言葉で伝えることによって、見本と同じものを作るという大会を行いました。ここでは「伝える」ことの難しさを実感できたかと思います。「キャンパスめぐり」では東工大の風景を見て回り、「観察」をし、面白いと思ったものを発表してもらいました。

2日目では「CCC(Car Course Contest)」を行いました。こどもたちにはコースと車を工作してもらい、こちらが提示した「カーブする」「ジャンプする」などのミッションをこなす競技大会をしました。ここでは何度も「実験」をして、どこで失敗したかを「観察」し、「考え」、「伝え」、また次の「実験」するというサイクルを身に着けてもらいました。自分の考えを実現する難しさを体感してくれたかと思います。


3日目4日目は「ハウスコンテスト」を行いました。こどもたちには高い位置に重いものを載せながら揺れに耐える建物を細長い画用紙とクリップで作成してもらいました。正直なところみんな同じ建物を作るのではないかと危惧していたのですが、どれも全く異なる建物で個性にあふれた大会となりました。想像をはるかに超えたハイレベルな大会で、作成した地震発生装置では物足りないほど頑丈な建物を作成してくれました。この大会では壊れるという現象を予想するのが難しく、いかに「実験」するかがキーとなりました。様々な「考え」に対して「実験」の結果での評価を体験してもらえたかと思います。さらに工夫したポイントに対してスライド発表をしてもらいました。どの発表も素晴らしく、企画してよかったと感じました。

今回の大会は想像以上にレベルが高く、4日間で成長し、こどもの目も変わっていたように思えました。私もこのイベントを通して大きく成長できたと実感しております。好奇心だったり、成長だったり、今まで見えなかった「かたち、うごき」が見えるようになり、視野が広がったように感じます。
こどもたち、スタッフ、運営メンバーに楽しんでもらい、いろんな考えるきっかけとなるイベント行えたことに、私はうれしく思います。私はもう引退の身とはなりましたが後悔のないサークル生活を過ごせたと思えるイベントとなりました。ありがとうございました。お世話になりました。
来年もSSSが開かれるかは私にはわからないですが、もし開かれるならば是非参加してみていただけると幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。